foobar2000を使う(その1) 

foobar2000.png


foobar2000 Ver.0.9.4.5を使う

★概要
 海外製の高音質な音楽再生ソフト
 ほとんどのメジャーな圧縮音楽ファイルを,デフォルトで再生可能(一覧はこちら
 ユーザインタフェース(UI)系のプラグイン(コンポーネント)や,音質向上を目的とするASIO出力,カーネルストリーミングプラグイン等の使用が可能
 派手なスキンなどの装飾が比較的少ないので,軽い起動と動作が可能
 但し,UI系のプラグインを入れて,細かい設定をすれば,格好良い見た目になるが,オリジナルのものを作るには難易度が高め

 各種プラグインをいろいろ入れないと気に入ったものにならないのが弱点と言えば弱点か?
 日本語化ツールなどもあるが,基本的に海外製ソフトなので,設定をいじる場合は英語がある程度読めないと辛い
 (リサンプリングプラグインを入れた場合,)Lilithよりも音の透明感が良いという印象


★使い方1(基本的な設定)
 foobar2000 Ver.0.9.4.5をダウンロードします(Ver.0.9.5はまだ使ったことないので,どんな感じかはわかりませんが,比較的大幅な更新のようです).foobar2000 wiki日本語サイトからリンクが貼られていますので,それを辿って入手して下さい.その後は,foobar2000を導入します.詳細はfoobar2000 wiki日本語サイトに詳しいので割愛します.

 私は英語のまま使用していますが,日本語化ツールもあるようですので,対応ヴァージョンに注意して使ってみて下さい.ちなみに英語のままでも日本語ファイルの,タグの読み書きは可能です.

 後は,foobar2000を起動すれば,一般的なファイル形式の音楽は普通に聴けます.それにアルバム毎にばらつきのある音量を調整する”Replay Gain”も使えるし,ファイルのタグ情報の編集も簡単にできます.使い方はfoobar2000 wiki日本語サイトをどうぞ(汗)

 普通に使うにはデフォルトでも十分ですが,見た目がシンプルすぎるのと,少しでも音質改善をしたかったので,いくつかプラグインを入れました.また,便利な機能も追加してみました.


★使い方2(プラグインの追加)
 追加したプラグインは以下の通りです.

・Columns UI
 見た目をいろいろ変更できるようにします.使い方は,foobar2000 wiki日本語サイトのColumns UIのコーナーを参照願います.

・Album Art Panel
 演奏して曲のアルバムジャケットを表示します.

・Album List Panel
 PCをスキャンして演奏者名,アルバム名などのデータベースを作成し,ツリー表示をします.もちろんソートやフィルタ機能有り.

・Kernel Streaming
 OSのサウンドミキサーを介さずに,サウンドカードに直接データを流し込みます.OS内部でデータのビット長などが変換されるのを回避できるため,音質劣化を防げるらしいです.

・ASIO output
 Kernel Streamingと似たような感じで,やはりOSによる不用意なデータ改変の防止用です.こちらはASIO対応のサウンドカード,又はASIO4ALLが認識できるサウンドカードにASIOに対応したデータを流し込みます.ASIO4ALLについては,本ブログのこちらのページをご覧下さい.

・Resampler (Secret Rabbit Code)
 リサンプリングを行い,22kHz以上の不可聴音域も生成して,高音質化を狙うプラグインです.CPUパワーの消費量が大きくなるので気をつけて下さい.主観的にはシンバルやトランペットの音とかがきれいに聞こえるように感じます.

・Bauer stereophonic-to-binaural (BS2B) DSP
 (特に密閉型の)ヘッドホンやイヤホンを使用するときに発生する頭内定位を解消し,音に広がりを持たせます.スピーカ出力では不要です.また開放型のヘッドホン(ATH-AD1000)でも使わない方が良い感じでした.

 これらのプラグインの圧縮ファイルをダウンロードして解凍して,プラグイン本体(dllファイル)をfoobar2000をインストールしたフォルダの下の”plugin”フォルダ(通常はC:\Program Files\foobar2000\components\)に入れた後にfoobar2000を起動すれば,これらのプラグインを使えるようになります.


 その他に,foobar2000から,”Album Art Downloader”というソフトを呼び出されるようにして,アルバムジャケットの画像ファイルをネットから探してダウンロードし,foobar2000の”Album Art Panel”画面に表示できるようにしています.

 ちなみに上記の画像が現在のUI画面です.また,この画面の時のColumns UIのLayout設定は以下のようになっております.もう少し格好良くしたいなあと思っております.

foobar2000_UI.png


 細かい設定とかいろいろあるので,頑張ってオリジナルなfoobar2000を構築してみて下さい.


★リンクとか
 公式サイト
 http://www.foobar2000.org/

 foobar2000 wiki日本語サイト
 http://foobar2000.xrea.jp/
  プラグインはこの辺り
  Album Art Downloaderはこの辺り

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飛蚊症 

floaters.png


飛蚊症(ひぶんしょう)

 小さな頃から,時々,この糸くずのような物体が見えていました.
 「不思議な画像だなあ,他の人も見えているのかなあ」と思い,「たぶん,涙に浮かんでいるホコリが見ているんだろうな」と結論づけていましたが,Wikipediaによれば,歴とした病気の一症状だったのですね.

 まあ,「小さい頃から見えているぶんには問題無い」そうなので,安心しました.でも,生まれつきは珍しいのだそうです.そうなのかなあ? 他に「小さい頃から見えていた」って方,いらっしゃいますか?

 但し,今までこれを見ることがなかった人が「突然見え始めたら要注意」とのことですので,お気をつけあそばせ.


 飛蚊症 - Wikipedia

 ※おまけ
  わずかな金額ですが,今年もWikipediaに寄付してしまいました.皆さまも如何ですか?

ニュース色々(LHA/LZHに脆弱性など) 

LHMelt.png


【ニュース1】
 日頃から圧縮ファイルを使用している方も多いと思われますが,有名な圧縮ファイル形式LHA・LZH,ARJを取り扱うDLLファイル,解凍圧縮ソフト「LHMelt」にセキュリティに関する脆弱性が見つかったようです.
 ぜひ,アップデートを!

 窓の杜
  定番圧縮・解凍DLL「UNLHA32.DLL」「UNARJ32.DLL」などに脆弱性、修正版が
  公開


 スラッシュドット ジャパン
  「UNLHA32.DLL」「LHMelt」等に脆弱性


  Micco's page (作者様のサイト)



【ニュース2】
 これ,良いかも.廃品利用というのが良いです.あんなに技術が詰まっているのにすぐに捨てられてしまうのは,技術者としては悲しいです.

 スラッシュドット ジャパン
  携帯電話の液晶を再利用したボードPC「DVIEW


 北海道新聞
  岩見沢のシステム会社 携帯の液晶を再利用 超小型パソコン開発(写真有り)



※おまけ
 本ページ左側のデザイン(FC2のプラグイン)を少し変えてみました.
 それとFC2の新管理画面で更新した場合と,旧管理画面で更新した場合とで,表示に差が出ることが判明しました.具体的には,フォントが変わったり,文字化けしたり….

暗号解読 - サイモン・シン 

TheCodeBook.jpg


暗号解読(上・下) - サイモン・シン
 The Code Book - Simon Singh
 青木薫訳 - 新潮文庫

  暗号の歴史,概略がわかりやすく理解できる
  暗号技術者 ≒ 社会から隠された存在
  現在インターネットを使っている人には必須教養としての暗号
  (まさか暗号化せずにクレジット番号を送ったり,個人情報を送ったりして
  ないですよね?)

        ----

昨年読んだ彼の著作「フェルマーの最終定理」が滅茶苦茶面白かったので,プルーストの合間にこの作品も読んでみた.結論から言うと,これも滅茶苦茶面白い! 


本書は,2種類の暗号(コード/code=単語の置換.サイファー/cipher=文字の置換)と隠蔽(ステガノグラフィ/steganography)を使った暗号文が利用された16世紀のエリザベス女王暗殺未遂事件に関する物語,第二次世界大戦前後に使用されたドイツ有名な暗号”エニグマ”を巡る物語,現在ネットワークで利用されている公開鍵方式暗号”RSA”誕生への物語,そして将来の量子力学的に絶対に傍受,解読不可能と言われる”量子暗号”の略解といった内容で構成されている.

 
個人的には,有名なチューリング・マシンの発案者であり,暗号ものSF?小説”クリプトノミコン”にも実名で登場するエニグマ解読マシンの設計者アラン・チューリングの凄さを改めて感じた.しかし,彼の成し遂げた仕事と性癖が,栄光の邪魔をする.ここでQueenの楽曲のイメージが連想され,涙した私.

更に暗号解読後に採った連合国軍の戦略,日本(人?組織?)が最も不得意とするマネージメントの巧さに感嘆させられる(この辺りは”クリプトノミコン”の物語中に更に詳細な説明があったと思う).

 
最後に出てくる量子暗号通信は実現性が感じられた.しかし,途中にちょっと顔を出す量子力学的な”状態の重ね合わせ”を利用して”RSA”の肝である素因数分解を一瞬で解いてしまうと言われて研究されている”量子コンピュータ”は,どうも腑に落ちず,本当に実現できるのかいな?と言う感じ.


また,全体を通して,昔の暗号はどちらかというと言語学者が主役であったが,第2次世界大戦頃から数学者が主役になり,現在は物理学者に主役が移りつつあるというのがよくわかる.

それにしても暗号に関わる仕事(作成者でも解読者でも)は,禁断の果実だ.でも,もし守備範囲であるならば数学専攻,理論物理学専攻の学生には頑張ってもらいたい.少なくとも紀元前から続く飯の食いっぱぐれのない仕事.


彼の著作の面白さの鍵は,難解な理論,技術の説明の明快なわかりやすさ.また,それに絡んだ人物の人となり,背景をしっかり物語ることにより,堅物の理論,技術に人間くささが染み込んで,製造ロボットにより生産された機械ではなく,人の手によって作られた愛着の湧くものに感じられる点だと思う.発明,発案時には設計書がないから,人が自分の頭と手で”設計図”なり,”方程式”を書くわけであるので当然のことであるが.

 
本書の後半に「モジュラー」数学が出現するが,これは先の「フェルマーの最終定理」にも現れ,そしてその証明のキーになる数学分野.

基本的には,実は我々も自然に使っている数学で,例えば,夜の10時(又は22時でも構わない)に,「今から8時間後に集合」って言われたら,「あー,18時ね」とか「あっ,30時ね」とか考えずに,「朝6時(又は単に6時)ね」と考えるでしょ.これが「モジュラー」.これは「6(mod12)」とか「6(mod24)」という書き方に相当.要は,入力値をmodの後の数字で割った結果の剰りってこと(但し,値は全て整数とする).

このように,モジュラーは一見単純に思える数学だけど,フェルマーの最終定理にも,暗号にも使われる素晴らしい且つ実は難解な理論体系だ.

 
文頭にも書いたが,ネットワークを使用している人は,暗号を日常的に使っているのだから,教養としてこの本くらいの知識を持っていても良いと思う.ネットワークの仕組みを知らなくてもそれを使うことはできるが,知っている方がいろいろとソンしたり大失敗したりしないでしょ.山道に入るならコンパスと地図を持ち,その使い方を理解している方が助かるでしょ.

本書は,「フェルマーの最終定理」とともに大推薦.読んで損無し.おかしな比喩であるが,RSAで利用される素因数分解,実際にどれくらい時間がかかるものか自分のPCで調べたくなるくらい面白い.


おまけ1)
 エリザベス女王暗殺未遂事件のところで,英国の歴史についてwikipediaとか読んでみた.恐ろしい世界だ.貴族ってのも大変だあ.

おまけ2)
 ペルシャ語とか読めないし,聞けないし,イスラム文化もよくわからないしで,わからないことばかりだけど,どうやら古代イスラム文化(特に理数系)は凄いらしいことが今更気づく.
 
おまけ3)
 最初に読んだ暗号ものは「踊る人形」.確か小学生だったはず.


お薦めソフトウェア for WindowsXP 

お薦めソフトウェアを適当に書いていきます.随時更新です.

  ・・・

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 EditMTU
  MTU, RWINなどの簡単調整(EditMTU)
   <ネットワーク,LAN設定>
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EasyMtu01.gif


 ネットワークのパケットサイズとかをネットワーク帯域に合わせて最適化してくれるソフトです.デフォルトのパケットサイズとかは,社内LANみたいのを想定して設定されているので,ADSLとか光回線とかだと必ずしも最適なサイズになっていない可能性があるので,それを自動調整しましょうっていうソフトです.

 作者様のページの下の方にある「editmtu258.lzh」を解凍して使って下さい.

 いっぱい説明があるけど,下の方の「■ 自動設定」の説明を実行すれば,ほとんどOK.
回線種別を「100Mbps」にして,目標サイトを例えば選んで,設定開始.

 エラーが出たら接続先を変えてみるか,一度「MTU探索」タブに移動して,URLを名を入力して,探索を実行した後に,自動設定をやればOKだったかな…?,たぶん(汗



カナル型イヤホン - Shure SE310 

SE310_01.jpg


 ちょっと前の話になりますが,アゲます(txtファイルの山に紛れてた…).

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 今まで,ポータブルプレイヤー用には,オーディオテクニカのネックレスタイプのタイプのカナル型イヤホンを使っていました.

 個人的にはとても気になる耳からの落下もなく気に入っていましたが,音質は値段相応でややしょぼく,とうとう我慢できなくなって「エイやっ」とシュアー/Shure社のSE310を買ってしまいました.お値段約3万円.価格.comでも満足度ランキング上位だったもんで(^^;
 
 メーカのウェッブサイトに「高遮音性イヤホン」と書いてあるとおり,かなり遮音性は高いです(町中でボッーと聴いているとちょっと危ないくらいですので,お気をつけあそばせ).

 ポータブルプレイヤー用のイヤホンは,当分これで満足できそうです.後は外で無くさないことですね.
 
 過去の経験からすると,ヘッドホン・イヤホンは,2~4万円クラスのモノを選ぶと後悔しないよう気がします.スピーカーに比べればお安いですよね.もちろんこれ以上の音質,価格のモノはいっぱいありますが,現時点ではこのくらいで充分かなと思っております.

 イヤーパッドは,材質の異なる3種類が付いてくるので,お好きなを選べます.私は形状記憶ゴム?タイプのもの(デフォルト)を使ってます.下の写真は付属品です(右下の3個がイヤーパッド)

SE310_02.jpg


 ちなみに,Shureではイヤホンパッド形状のカスタムメイドもやっているみたいです(説明書だと米国の連絡先しか書いてないけど,国内でも対応してるのかな?).昔会社のお喋りで「イヤホンのオーダーメイドやったら,売れると思いますよー」とか言っていたことがあるんですが,すでに対応していたんですね.さすがプロ仕様のメーカです.

 個人的には,Shureのイヤホンモニタリングシステムを使ってみたいです(最近プロが使っているアレです.耳の中に目立たないようにイヤホン入れてて,コードは頸の後ろに回してるでしょ).ステージのどこでもみんなの音がちゃんと一定レベルで聞こえるってのは,なかなか良いんではないかと.