運転 - 下野康史 

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部屋を片づけていたときに出てきたエンスー系の自動車雑誌『NAVI』をパラパラと捲っていたところ,連載中の『ジャンボジェット機の運転/後編』がとてもよかったので,ハードカバーを中古購入.単行本も売ってたけど「写真が絶対小さい」と思い,わざわざハードカバーを選択.

『運転』というタイトルなので,上述のジャンボジェットとかヘリコプター,タンカーなどの運転をテーマとして選択するのは常識範囲だが,”馬”,”アシモ”,”胃カメラ”,”スキージャンプ”!など,「まあ,運転と言えば運転かもしれないがなあ」というところまでテーマになっているところが面白い.

また,自動車評論家が書いたものなので,簡単にエンジン形式やサスペンション形式,制動システムなどの解説が書いてあり,それが初心者向けでなく,専門用語でちゃんと記述してあるのが良い.「知りたければそれくらい自分で調べろ」って感じ.但し,速度や停止時間,加速などについては数値データを記載し,それを自動車運転で経験できる時速とか,秒速とかに変換して説明してくれるので,直感的に各乗り物の凄さがわかって良い.

例えば,「スキージャンプ台は,最大斜度37度であって(ある程度のスキー経験者ならどれくらい凄いかわかるはず),踏切時の時速が90Kmで,距離出せる踏切の範囲は50~60cmしかない」とかの説明がある.

読書中一番笑えたのが,「世界中どこの馬でも,4段ギアである」というところ.ギアがマニュアルになるのか,オートマチック(または暴走)になるのかは,騎手次第(笑)

とても良い本.読み終わっても何度でも読める.技術的な解説ばかりでなく,運転のプロとしての信念や人生観なんかがインタビューにより引き出されており,結構感動する.そして必ず聴く質問「それを運転していて楽しいか?」が本書のポイントになっている気がする.胃カメラの”運転”も,周りの景色が全く見えない潜水艦の運転も「楽しい」とのこと.

個人的には乗馬には興味有り.家の近くで練習できるところあれば良いな(サラブレットが全速力で走る所は近いけれど,それにはさずがに乗れないしょ).お馬さんとのコミュニケーションも一苦労だと思うけど.

肝心の写真の方はハードカバーでも小さくモノクロになってて残念.『NAVI』に載っていたような大きなカラー写真を入れたA4~B4くらいの版が出ればまた買うと思う.ジャンボジェット機(シミュレータだけど)のコクピットはとても美しい.


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