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生物と無生物のあいだ - 福岡伸一 

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 たまたま寄った丸善で山積みになっており,新聞広告を見て読もうかなと思っていたので,買ってみました.タイトルのような生物と無生物の境界の定義について書かれた本(ウイルスは生物か否か)ではなく,もっと深遠なものを思考し,同時に,最新の分子生物学の一片(DNAの構造,タンパク質の多様性,機能性等々)をわかりやすく知ることができる良書でした.

 内容もいきなり分子生物学のトピックばかりというのではなく,簡単な歴史から,重要人物,(私にとっては)意外なところで(量子力学の創始者の一人)シュレーディンガーの生物に関する知見と予言,お札にまでなってしまった野口英世の(日本においては隠蔽された?)真実,実験室の風景,日米のポスドク生活比較などなどいろいろな話が無理なく繋がっていて飽きずに読めます.

 サブタイトルの付け方もナイスです.”4 letter word”,”Dark side of DNA”,”A Surfer gets a Nobel prize”などなど.
 
 こういう本は,ぜひ中学生~高校生に読んで欲しいです.夏休みの読書感想文の宿題を提出するためにブンガク的な小説を読むより100倍に為になると思います.ちょっとは数学と理科の勉強をしたくなるとか,自分の興味・仕事の方向性が見えてくるとか,逆に自分には合っていないことを悟るとか,等々良いことがいっぱいあります(私もマウスの短い一生を手中に治めるのは無理な仕事のようです).

 わからない言葉が出てきても今はインターネットがあるんだからガンガン調べられるんだから(ぐぐれ,カ○!),ガンガン読みましょう.

 文中に登場するロックフェラー大学のテクニシャンのような生活….羨ましいです….

 文章も読みやすく,昔夢中になって読んだ「カッコウはコンピュータに卵を産む/クリフォード・ストール」や,「闘うプログラマー/G.パスカル ザカリー」を思い出しました.

 お奨めです.

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